旧蟹田土場~山本
上の地図は、平成15年発行の50000分の1地形図に、昭和41年発行の50000分の1地形図の津軽森林鉄道をトレースして重ねたものである。軌道跡はC地点まではほぼ現在の道路と一致している。
地図A地点の旧蟹田土場を過ぎると、すぐに蟹田駅の裏口の前を通る。
この道路は、津軽森林鉄道廃止後に軌道跡を利用して作られているため、非常に直線的である。
ただし、2車線に拡幅されているため、森林鉄道時代の面影はない。どこにでもある田舎の道路だ。
地図B地点の南沢の集落を通過すると、まもなく緩やかに左へカーブする。
地図C地点に着く。直進すると急な坂道となるが、この辺りで軌道跡は右に入るはずである。
はじめは、乗用車が止まっていて気が付かなかったが、よく見ると、細い道が続いている。どうやら、これが軌道跡のようである。
C地点から中に入ると、軌道跡は緩い下り坂を蟹田川に向かって進んで行く。
一度舗装道路と交差した後、軌道跡は、蟹田川に沿うようにして続いていく。
軌道跡には車の出入りがあるようで、轍ができている。
ただ、所々大きな水溜りが出来ていて、バイクで通過するのに苦労した。
軌道跡は、木々の間を直線的に進んでゆく。
D地点の手前で右側の視界が開けて、蟹田川が見えた。
地図D地点で道が二手に分かれる。ここが、津軽森林鉄道の本線と清水股支線の分岐点である。左が本線、右が清水股支線である。
D地点を過ぎても、軌道跡は直線的に続き、所々緑のトンネルがある。
地図E地点で、それまで直線的に続いていた軌道跡が左にカーブすると、突然道が笹薮に覆われて先に進めなくなってしまう。近くに作業場のようなものがあったので、この辺りまでは車が出入りしているのだろう。
この笹薮では、バイクではとても進めないので、ここで前進を断念し、迂回して先に進むことにした。