阿弥陀川~瀬辺地

阿弥陀川~瀬辺地

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25000分の1地形図「蓬田」(国土地理院地図閲覧システムより引用・加工)

Cimg0261 この橋は、地図A地点、蓬田川に架かる橋である。また何かあるかと思い、下を覗いてみるが森林鉄道の痕跡は何もなかった。

Cimg0262 A地点からはまっすぐに軌道跡が延びている。前方の森を抜けるとそこが地図B地点である。

Cimg0263 しかし、B地点で軌道跡は行き止まりとなる。この先は土地改良事業により軌道跡は失われている。
そして、地図で見る限りでは、この先に軌道跡と思われるものを見つけることができない。後は自分で軌道の痕跡を見つけるしかない。

Cimg0506 軌道跡を探していると、地図C地点で前方に左へ入っていく、地図にない細い道があった。これはもしかして軌道跡なのか・・・・

Cimg0509 C地点から振り返って、B地点の方向を見ると、B地点をまっすぐに見通すことができる。 この細い道が軌道跡だとすると、B地点からC地点へは黄色い線のように線路があったと想定される。

Cimg0508Cimg0399 C地点から細い道を進んでいく。路面が周囲の土地よりもやや盛り上がっており、道幅もこれまでの軌道跡とほぼ同じであり、ここが森林鉄道の軌道跡であるのは間違いない。

Cimg0400 ところが、この道はまもなく地図D地点で国道280号バイパスに行方を遮られてしまう。しかたがないので、迂回して国道の反対側へ出ることにする。

Cimg0401 国道280号バイパスの反対側にも軌道跡はしっかり残っていた。

Cimg0404 軌道跡は地図E地点で、道路を横断する。ここは切通しになっている。これまでは未舗装の道だったが、ここはちょっとだけ舗装されている。

Cimg0405 舗装されているのは道路との交差部分だけで再び未舗装の道となる。道の脇にはビニールハウスや畑があり、農作業の車が入ってきているようだ。

Cimg0406 この辺りも軌道跡は周囲の土地よりも高くなっている。これもかつての築堤の名残りなのかもしれない。

Cimg0407 軌道跡を進んでいくと前方が開けてきて、白い建物が見えてきた。

Cimg0409 軌道跡は地図F地点で道路と交差する。すぐ近くにJR津軽線の踏切がある。海岸まではあとほんのわずかだ。

Cimg0300 道路を挟んでの反対側には、再び軌道跡が続いている。

Cimg0301 軌道跡は、次第にJR津軽線に接近しながら進んでいく。線路との距離はもうほんの少しだ。

Cimg0303 JR津軽線が見えてきた。線路の右側(東側)には国道280号が通っている。線路と道路の高低差は3mほどある。

Cimg0304Cimg0311 まもなく、軌道跡と津軽線はほぼ平行して進むようになる。これから先、しばらくは津軽線とほぼ同じルートを進むはずである。

Cimg0308 地図G地点で、前方が笹薮に覆われてしまう。左へは進めるようだ。ちなみに軌道跡は道の右側の一段高くなっている部分である。

Cimg0309 左へ進むと軌道跡からは離れるが、横から軌道の築堤を見ることができた。築堤はまっすぐに瀬辺地(せへじ)駅の方へ向かっていく。


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