藤枝~中里
軌道跡の水路は津軽鉄道と平行してまっすぐに進んでいく。一見道路が軌道跡のようにも見えるが、道路はあくまでも水路の管理用であり、軌道跡は間違いなく水路の方である。
地図A地点の津軽鉄道「大沢内駅」付近。津軽鉄道の古い車両が止まっている。水路の管理用の道路はときどき水路を跨いで右側になったり左側になったりする。
大沢内駅を過ぎると、まもなく国道339号が近づいてくる(地図B地点)。そして、これまで並走していた津軽鉄道は、津軽中里駅に向かうために右へカーブして国道の高架の下を通る。
水路が築堤の上に造られているのがよく分かる。国道の路面とほぼ同じ高さである。
この辺りでは国道はずっと水路と並走しているが、津軽森林鉄道が現役だったころはまだこの道路はできていないので、森林鉄道と車が並走するということはなかったはずだ。
水路は道路と交差する部分や河川と交差する部分では、暗渠となっている場合がほとんどである。
中里のショッピングセンター前(地図C地点)。これが軌道跡と知らなければ、単なる道路の側溝にしか見えないだろう。
C地点を過ぎてしばらくすると、水路が暗渠になる。ただし、今回はこれまで水路と常に一緒だった管理用の道路が前方を塞がれて、左へカーブしている。
左へ曲がった管理用の道路は結局行き止まり。水路はどこへいってしまったのか。地図D地点で河川と交差するまずであるが、水路は全く見当たらない。地図で見る限りでは一旦暗渠になった後に再び地表に現れているのだが・・・・・。
位置的には前の白い家の下の辺りに水路があるはずなんだが・・・・
橋の右にある青い管がひょっとしたら水路なのかもしれない。そうすると水路はずっと暗渠のままなのだろうか。