中里~中里高校
津軽森林鉄道の痕跡を求めて、かつてのルートと思われる場所を探しているうちに、地図A地点で未舗装の細い道を見つけた。道幅は軌道跡そのものという感じである。とりあえず前に進んでみる。
道となっていたのはほんの数十メートルで、あとは草が生えているだけであるが、この緑の帯は先ほど軌道跡が暗渠となってしまった農機具店に向かってまっすぐに延びている。
振り返って反対側を見てみると、こちらも道が続いており、どうやら軌道跡の可能性があるようだ。
地図B地点に再び水路が現れた。しかも築堤の上にある。ここが軌道跡なのは間違いない。 地図C地点で河川にぶつかるが、対岸には水路が見えている。右に見えている青い橋はやっぱり水路用のようだ。
中里高校の入口。左の道路は国道339号である。ここで軌道跡は国道と合流することになる。
航空写真を見ると、中里高校の前で国道と軌道跡が合流しているのがよく分かる。国道の開通は津軽森林鉄道廃止後であるので、ここから先の国道はは軌道跡を利用して造られていると思われる。