内真部~六枚橋
地図A地点から南方向を見たもの。軌道跡は県道屏風山内真部線を横断して、黄線のように進む。
県道を横断して内真部川へ向かう軌道跡。道路としては使われていないようであるが、軌道跡ははっきりとわかる。
鉄道廃線跡を歩く 〈6〉 JTBキャンブックス(宮脇俊三編著)によれば、この先の内真部川にはガーター橋が架かっているはずである。
期待して近づいてみると、そこに橋はなかった(地図B地点)。最近行われたと思われる河川改修工事により、橋本体も橋台もなくなっていた。そしてその先に続いているはずの軌道跡も全く見えない。
B地点を過ぎると、軌道跡は再び明確になる。そして地図C地点で道は2つに分かれる。右へ向かう道は地図では示されていないがC地点からD地点へ通じており、普通はこちらの道が利用されている。直進するのが軌道跡である。
軌道跡は、道路として利用されていないため、廃道といった趣である。その分、森林鉄道時代の面影がそのまま残っているとも言える。
ところが、地図E地点でまた道は別れ、直進する軌道跡はまた道路として利用されなくなる。
そして、軌道跡は昔のままの姿となる。それでも、この辺りは農作業用の車両が出入りしている形跡はある。
E地点から少し進むと、道は草木で覆われバイクでは進めなくなる。しかたなく、迂回してF地点へ向かう。
地図F地点からやや戻ると、先ほど行き止まりとなった軌道跡が再び現れた。木が横倒しとなり、軌道跡を塞いでいる。車はもちろん人も通っている形跡がない。
F地点は、津軽森林鉄道の本線と六枚橋支線の分岐点である。直進するように見えるのが六枚橋支線である。本線は、右に向かうはずであるが、右側は藪となっていて道らしきものは見えない。地図上では本線の跡と思われる道があるのだが・・・。